歯ブラシのみがき癖はありませんか?



 日常生活で何気なくやっていることを意識して変えようというのは大変なことです。でも健康に目を向けるには必要な時もあります。

 図1をご覧ください。40代の女性です。上顎は右側、下顎は左側の歯肉が赤く腫れているのがわかりますか?この方もちろん歯みがきは1日2回朝と寝る前にやってらっしゃるのです。ところが、なぜか上は左側下は右側ばかりみがいていて、その他の場所はあまりブラシをあてていないらしいのです。
 うかがってみると、練り歯みがきが泡立つので1〜2分さっとみがいて、うがいをすると、ハッカの味ですっきりしてしまい、あとはやめてしまうという習慣があるようでした。むし歯の治療でいらしていましたので、出血など明らかな歯周病の兆候があるにもかかわらず、ご自分では全く気が付いていませんでした。
 そこで、鏡でよく歯肉の状況を見てもらいました。これにはご本人もびっくりで、よくご理解いただきました。その後の歯ブラシで図2のように左右の歯肉の違いはずいぶん解消しました。
 習慣的にみがかないところができてしまうと、そこの部分はむし歯や歯周病になるリスクが高まります。
 日常生活の中で、習慣を変えるのはなかなか大変なことです。 定期的なチェックを受け、不都合が起こる前に気が付きたいものです。

図1   図2
 
腫れている部分は痛くはありませんが、炎症が強く、何もしなくても出血してくることがあります。上顎は右、下顎は左に歯ブラシを無意識にあてられなくなっていました。   意識して全体を磨いてもらうようにすると炎症が退いてきて、左右の差は少なくなってきました。


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