矯正治療での日本の貢献

 「接着」の話


 矯正治療の装置といえば、それぞれの歯に留め具(ブラケット )がついて、針金(矯正ワイヤ)が通っている装置(マルチブラケット装置)が最もポピュラーですが、この装置の改良で日本が世界に先んじていることをご存じですか?
 歯に留め具をつけて動かす方式は130年ほど前にアメリカで開発されました。当時は金属の輪(バンド)を歯に巻いて、これに付けた金具に針金を通しました。以来、約100年間、基本的にはこの構成(図1)でしたが、歯に留め具を直接つける方式をいち早く実用化させたのは日本です。
 以前にくらべて、最近のマルチブラケット装置(図2)は、より精度の高い歯の移動が可能になり、歯磨きのし易さも飛躍的に 向上しました。


 
(図1)昔の矯正用ブラケット   (図2)今の矯正用ブラケット
     
 
こんな結紮線もある   ブラケット用の接着剤

 このシステムを開発した三浦不二夫先生は、アメリカでの発表のあと、「君はアメリカのバンドのメーカーを潰すつもりか」と冗談まじりに言われたそうです。


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