矯正治療の時期はいつが良いの?



 矯正治療の目的は噛み合わせの不正を是正し維持することです。ひと言で噛み合わせの不正といっても実際には多くのタイプ があり、対応する矯正治療の形式もさまざまです。 加えて、成長の途中の未成年の方では、新たに歯が出てきたり成長に伴い顎の位置が移動するといった噛み合わせの変化が起 こります。したがって、矯正科医は診査や検査結果だけでなく、推測される成長変化や治療を受ける方の痛みの有無や生活上の不便や要 望(受験など)を考慮して青年期までの長期的な治療計画を立案します。
 具体的には、装置を使用して歯や顎を動かす治療(動的治療)をどの時期にするか、その時期までの観察期間で注意すべきこ とは何か、指導や訓練はどの段階ですべきか等々を決めます。また、症状が改善しつつあるのか、悪化してきているのかを定 期的に注意深く観察して、必要に応じて計画の修正をします。ですから、矯正治療の時期は必ずしも一定ではありませんが、代表的な不正のタイプ別に比較的多くみられる治療のパターン を紹介いたします。


1. Aさんの例(上顎前突・12歳から)  
 下顎が大きく成長する時期に動的治療をしました。上下の顎のバランスが改善しました。



2. Bさんの例(叢生・14歳から)  
 凸凹が著しいので、永久歯が揃ってから全体の治療をしました



3. Cさんの例(下顎前突・18歳から)  
 下顎が大きく、前に出ています。下顎の成長がおさまってから、下顎の移動手術を併用して治療しました。


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