フッ素によるむし歯予防について



 フッ素は特別な元素と思われていることが多いようですが、自然界の土壌や海水などにあって、食品にも含まれる、我々の栄養に必要な微量元素のひとつです。適度な濃度のフッ素を歯に作用させることで虫歯を予防する効果が期待できます。むし歯は、口の中の細菌の出す酸や、食品に含まれる酸が、歯のエナメル質表面のカルシウムを溶かすことによってはじまります。このときフッ素を歯に塗布することで、歯のエナメル質表面のカルシウムにフッ素が強く結びついて、歯の表面が強くなり酸で溶けにくくなります。またフッ素には 細菌が酸を作りにくくする効果もあります。

 

 実際には、次のようなフッ素の使い方があります。

<フッ素入り歯磨き粉の使用>
 現在市販されているほとんどの歯磨き粉に適量のフッ素が入っています。毎日使用することで効果があります。お子様の場合、うがいができなくても、歯の生え始めからほんの少量使うことで効果があります。

<フッ素溶液の洗口>
 洗口に使う低濃度のフッ素溶液はいくつか市販されています。毎日、30秒から1分の洗口で効果があります。うがいができる年齢から始められます。

<歯科医院または保健所での定期的なフッ素塗布>
年に数回 比較的濃度の濃いフッ素を直接歯に塗ることで効果があります。このときお口の健康状態もチェックしてもらうとも大切です。


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